十五夜を待つ頃に生まれたあなたへ
九月十三日の詩箋

9月13日の詩箋:白居易「八月十五日夜禁中独直対月憶元九」銀台金闕夕沈沈、独宿相思在翰林… 誕生の漢字〈清〉

誕生の漢字

せい
澄んだ心をもつ人
白居易 みんなの詩人タイプ
わかりやすく、誰とでも心を通わせる人

大切な人に贈る

この詩箋に名前とひとことを添える

入力した文字はこの画面の中だけで画像になり、どこにも送信されません。

この日の暦

七十二候「鶺鴒鳴」(せきれいなく)の頃。月見の頃。

書き下し文

銀台金闕夕沈沈 独宿相思在翰林 三五夜中新月色 二千里外故人心 渚宮東面煙波冷 浴殿西頭鐘漏深 猶恐清光不同見 江陵卑湿足秋陰

銀台ぎんだい 金闕きんけつ 夕ゆうべに沈沈ちんちんたり

独ひとり宿しゅくして相あい思おもうて翰林かんりんに在あり

三五夜中さんごやちゅう 新月しんげつの色いろ

二千里外にせんりがい 故人こじんの心こころ

渚宮しょきゅうの東面とうめんは煙波えんぱ冷ひややかに

浴殿よくでんの西頭せいとうは鐘漏しょうろう深ふかし

猶なほ恐おそる清光せいこう 同おなじく見みざらんことを

江陵こうりょうは卑湿ひしつにして秋陰しゅういん足おおし

現代語訳

銀の楼台も金の宮殿も、夕に沈む。ひとり禁中に宿直して、君を思う。十五夜の新しい月の色——二千里のかなたにいる旧友の心も、同じこの月を感じているだろうか。君の渚は煙波が冷たく、こちらの殿は鐘漏が深い。もしかすると、君はこの澄んだ光を同じようには見ていないのかもしれない——江陵の秋は、しばしば曇ると聞いているから。

「八月十五日夜禁中独直対月憶元九」をくわしく読む →

白居易(中唐)|七言律詩